2017年10月6日金曜日

『いいクルマ』とは何だ? その4(4位・3位)

さてベスト4に突入しました。10位ゴルフ、9位デミオ、8位イグニス、7位ルーテシア、6位インプレッサ、5位パッソ。なかなかの「いいクルマ」の定番が揃えられた!!と自負していますが、もっと凄いことになってますよーー!!!4位から上は、もはや「単なる」いいクルマでは終わらない!!伝統・文化・革新・価値観・・・その全てを超越した次元のクルマばかりが登場します。ここからが本番だー!!



第4位 ホンダ・Nワン(118万円〜)



  ホンダNワンですが、このクルマには相当に『感動』しましたね。前の社長である伊東さんが「軽自動車には無限の可能性」と力強く言っていた意味がよーくわかりました。あくまでもこれは想像ですけども、伊東・元社長の心を強く揺さぶって「軽自動車」へと向かわせたのは、ダイハツ・ムーブとスズキ・ワゴンRという二強の傑作車だったと思います。ムーブの静粛性とワゴンRの走りのよさを、矛盾させることなく1台のクルマに凝縮させて、これまでに無いような軽自動車を作ろう!!それがこの「Nワン」の出発点だったのでは。

  高級車は『静か』で当たり前です。ホンダもレジェンドやアコードHVだけでなく、オデッセイ、ジェイド、シビックといった300万円クラスのクルマは、エンジンを回しても静かです。フィットやヴェゼルはエンジンが回ってしまうと、ちょっとエンジンマウント部とキャビンとの間の消音が十分に機能しない「粗」が出ます。日本市場専用車となる軽自動車は、グローバル車であるフィット派生車よりも「静粛性」に神経を使っているようです。つまり普通車でミニバン以外の国内専売が作れないホンダにとっては、軽自動車で目一杯頑張って日本市場に報いようとしているのかも。これはダイハツやスズキにも同じことが言えるのですが・・・。

  カーメディアがあまり大ぴらに言わないことですが、実は軽ターボの加速性能は普通車のほとんどより上です。最速になるアルトターボRS/ワークスは、ゼロヨンタイムが18秒ちょうどくらいなのに対して、ゴルフ1.2ターボ、オーリス1.2ターボ、インプレッサ2.0NA、プリウスのいずれも18秒台半ばですから、Cセグのほとんどのモデルを上回っています。まあこのCセグ4台はいかにも「ファミリーカーですか!?」ってテイストのマイルドな出足ですからね・・・。やはりゼロヨンで大切なのは車重と排気量で、ゴルフGTIやアクセラXD(2.2L)なら15秒台です。

  アルトターボRS(670kg)よりも200kgも重いNワン・ツアラー(870kg)ですが、ほぼ同じ車重で同じエンジンを使うS660(840kg)も18秒ジャストくらいなので、ややタイムは遅くなるとはいえNワン・ツアラー(ターボモデル)ならば、ほぼCセグに乗ってる感覚に近い加速をします。「走り」で高性能軽自動車のエースに君臨していたワゴンRは、ホンダの参入により抜本的な改革を行いました。ワゴンRスティングレーは、車重を790kgまで低減し、ホンダのトルクフルな軽ターボエンジンに対抗するために、マイルドハイブリッドを導入します。

  ホンダも660cc(200ps)エンジン搭載の試験マシンで421km/hを達成し、圧倒的な世界世界記録を打ち立てるなど、スズキを挑発して・・・いやいやスズキに軽自動車からの撤退を決断させようとしているみたいです。スズキもダイハツも呆れちゃいますが、Nワンは、ムーブを徹底研究しているようで、「普通車を食った」と言われている先代ムーブのインパクトをそのまま取り込んでます。ムーブの方が車内は広いのですが、走りとの両立を狙ってワゴンRに準じるサイズとし、ムーブより一回り小さいボデーに吸音材と詰め込んでいます。

  極めて合理的な設計ですが、それを破綻なく遂行できるホンダの基幹技術と、普通車でトヨタの鼻を何度も明かした、インテリアを作るアイディアをそのまま軽自動車に応用していて、ワゴンRでもムーブでもないオリジナルな「Nワン」という世界観をデビューモデルですでに十分に構築できています(リアシートの跳ね上げは斬新かも)。ホンダの技術者・魂は本当に素晴らしいですわー。





第3位 トヨタ・カローラフィールダー(162万円〜) 



やっぱりこのクルマは外せないなー。スーパーの駐車場でこれに乗っている主婦は非常にスマート(知的)に見える。確かにこの世代よりも前のカローラを愛用していた人にとっては、「もっと頑張れ!!」という部分もあるのでしょうけども、100万円台のクルマで究極の実用性を追求した!!ってトヨタが胸を張るならば、お見事!!と言うしかないです。

カローラの現状については様々な意見があります。まだまだ7世代目のVWゴルフに対して、カローラはさらに長い歴史を持っていて11世代目になります。一般的にはゴルフ、シビック、フォーカス、アクセラ、インプレッサと同じCセグメントとされていますが、現行カローラとは別にトヨタにはオーリス&北米カローラというグローバルCセグが存在します。

現在ではホンダ、日産、マツダ、スバル、三菱がいずれもミニバンを除いて国内専用モデルを設定するのが難しい経営を強いられています。王者トヨタだけがセダンやワゴンにおいても国内専用モデルの販売を維持できている。そういう極めて特殊な状況が正確に理解できていないままに、カローラの性能を過小評価するカーメディアが多く、ヴィッツ(Bセグ)の設計を使ってコストダウンをしている!!との批判もありました。

しかしトヨタにはカローラアクシオの上位にプレミオ/アリオン、マークX/カムリ/SAI、クラウン、レクサスLSといったコンサバなセダンヒエラルキーが維持されており、LSが『Lセグ』、クラウンが『Eセグ』、マークX/カムリ/SAIが『Dセグ』、プレミオ/アリオンが『Cセグ』と律儀に設計を変えて配置している都合上、アクシオは『Bセグ』になるのは極めて自然な流れでは!? 価格もBセグ相当に設定されていますし。

そういったことを正確に伝えるのがカーメディアの役割だと思うのですけどねー。つまり現行カローラとは・・・。古き良き日本のクルマ作りが息づく『聖域』だと思いますね。環境性能&エネルギー効率に優れた(徹した)エンジン。アクアと同じ15インチのタイヤに、日本車を世界に認めさせたCVT技術。全てが全てVWゴルフとは真逆の設計なんです。

カローラ(1.5L自然吸気)23.0km/Lに対して、ゴルフ(1.2Lターボ)21.0km/Lなのでモード燃費が近接しているように見えますが、実際に都市部を走ってみれば燃費には相当な差があることに気がつきます(ハイとレギュの違いもあるし)。どちらが良い悪いではなく、トヨタにはトヨタの、VWにはVWの狙った領域ってものがある。ちょっと偉そうですが、それがわかっていてこそ「クルマ好き」って呼べるんじゃないでしょうか!?


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2017年9月23日土曜日

『いいクルマ』とはなんだ!? その3 (6位、5位)

前々回、前回に引き続き、『いいクルマ』について存念なく語ります・・・よかったらお読みくださいませ。ちなみに10位VWゴルフ、9位デミオ、8位イグニス、7位ルーテシアと下位は「妥当」なモデルが並びます。今回からいよいよ上位トップ5に突入!!(今回からが本題です!!)



第6位 スバル・インプレッサ(192万円〜)


  スバルのファンに怒られてしまうかもしれないですが、実はインプレッサって、確固たる市場を持っていない流浪のクルマです。地に足がついていない!?という表現が適切かどうかわかりませんけども、なんか収まりが悪くないですか!?スバル自体が北米主体で残りは日本、あとはAWDが必要な市場でちょこちょこ売っているメーカーなので、インプレッサがクラストップ!!なんて地域はないです。

  ゴルフ(欧州/中国)、シビック(全米)、プリウス(全日)、アクセラ(全豪)みたいに出せば、グローバルでバカスカ売れるから作り続けているモデルとは、立ち位置がやや違います。それぞれの市場で販売されてはいるものの、トップシェアのCセグ車には遠く及ばず・・・。ゴルフ、シビック、プリウス、アクセラはいずれも年間で40万台規模の販売を誇りますが、スバルで40万台と言ったらブランド全体の約半分に達する数字。

  Cセグのシェアでは各市場で2番手以下。クラストップへ挑む立場で設計されている!!という意味では、プジョー308と似たようなところがあります。『AMP2』という新しいプラットフォームで登場した308と、『SGP』のインプレッサ。どこか似てますよね。デザインが・・・って話ではなくて、「地味さ」が。

  ちなみにスバル車の半数以上は北米でバカ売れのアウトバックとフォレスターで占められています。販売価格はフォレスターが22000ドル〜、アウトバックが25000ドル〜。ちなみにVWのパサートが22000ドル〜、ゴルフGTIが25000ドル〜の設定です。VWの売れ線が17000ドルのジェッタ(1.8Lターボ)や19000ドルのゴルフ(1.8Lターボ)なのに対して、フォレスターやアウトバックが主体のスバルですから、ポルシェの次に利益率が高いのも納得です。なんでアウトバックとフォレスターなのか!?スバルのAWDはアメリカ基準だと、その性能の高さがかなり激アツなのだとか・・・北米にはスズキもいないですし。

  スバルにおいてインプレッサって何なのか!?北米では18500ドル(2L自然吸気)程度でスバルのボトムを担っています(今年に入ってやや売れ行きがよくなったらしい)。日本のスバル好きにとっては「スバルの原点」とか言われて神聖視されているみたいですが、「スバルの骨格」こそ使っているものの、もうそれだけー・・・の「素」のモデル。「素バル」です。

  特定のユーザーへ向けての作り込みをしないクルマってのがどんどん減ってます。どのメーカーもユーザー

  北米と同じ2LモデルFF車は216万円。うーん。もう少し価格を抑えてくれたら、「3位」以内にしてたかも。非常に恣意的な基準で恐縮ですけども、やっぱり「いいクルマ」ってのは販売価格に「真心」が感じられるか!?ってのが大きいです。






5位 トヨタ・パッソ/ダイハツ・ブーン (115万円〜)



  いよいよトップ5です!!ココからは一気にギアが上がって、試乗したらもう大好きになりました!!ってモデルばかりが登場しますよ!!ゴルフとかデミオとかインプレッサとか、(メーカーが)理屈っぽいところの定番モデルとは、いい意味で全然違います!!

  インプレッサよりもっと地味な登録車ですね〜。価格も真心特価の115万円。このパッソ/ブーンはダイハツが開発を担当しているのですが、ダイハツの軽自動車を含めたラインナップの中でもミラ/ミライースの次に低価格を実現しています。ムーブよりも安い!!

  なんだよ低価格が売りのクルマかよ!!って思って乗ると・・・結構心に響きますよ。感受性の強いクルマ好きなら泣いちゃうかも。もし愛車がプ◯ョー208とか、V◯ル◯とかMI◯Iとかだったら、「あれ!?負けてるかも!!」ってなるんじゃない!?。とにかく「技術」の塊。価格の高低に関わらず日本車が持っている基幹技術の高さが一番よくわかるクルマ。VWやらGMやらが小型車が得意な日本メーカーを傘下に収めたがる理由はこれか!?14インチでも滞りなく加速するし、よく止まる!!やたらと大径を履かせるトレンドがちょっとアホみたいに思えてくる(要はカッコつけだろ!?)。

  勘違いして欲しくないですけども、小型車においてはドイツ車の文脈って全く無用なんですわ。クルマのデリケートな挙動を司る「二大部位」である、サスとミッションにわざわざ「金属質」な手触りを混ぜるなんて、ダイハツもホンダもスズキも真似る必要なし!!そんな味付けはドイツメーカーとマツダ、ボルボがやってればいいって・・・。日本のコンパクトカーは「ウレタン」の手触りでいいんですよ!!

  道路の大きめの継ぎ目や段差で走りが破綻するって!? 別にレースしてるわけじゃないからさ。田舎のうねった旧道とか、ダート気味の旧道でも走ってみなよ!!ウレタンブッシュとCVTの粘るトルクがいい感じだから。DCT&ターボのドイツ車だと低速での制御に神経使うんだよねー。しかもシートの下から絶えず蹴られているような乗り味になるし。

  でね・・・最後に気がつくんだよ。VWやBMWよりも、ダイハツの方がボデー作るの上手いんじゃないの!?ってことに。そして自然吸気エンジンって気持ちいいなーって。・・・もちろん高速道路を巡行したり、箱根ターンパイクを駆け上がったりするならドイツ車の方が具合はいいのは間違いないけどさ。

  要はシチュエーションによってベストなクルマって変わってくるわけですよ。非ドイツ的な味わいという意味では、ダイハツってキャラ立ってるんですよ!!・・・日本車的って意味ではないですよ。ドイツ車的、日本車的とはまた違う、ダイハツ的な味わいってのがあるんですわ。ドイツと日本は根っこで繋がっているんですよ、手練手管な円熟って意味で。けどダイハツには「若さ」がある!!サプライヤーのギミックに頼ることなく、メーカー開発者が果敢にチャレンジしている!!大きな岩を動かそう!!みたいな破天荒さがあるんです!!・・・わかる人にはわかるはず!!


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2017年9月15日金曜日

『いいクルマ』とはなんだ!? その2 (8位、7位)

前回に引き続き、「〇〇はいいクルマだよ〜」と言われることが多いクルマのランキングを発表していきます。ランキングとはいえ完全に独断と偏見で選んでいるだけですのでご了承くださいません。ちなみに10位はVWゴルフ、9位はマツダ・デミオでした。どちらも当たり前過ぎるのでとりあえず序盤に出しておこう!!という『演出上の恣意的判断』がありました。そして順位にそもそもあまり意味はないです。

第8位 スズキ・イグニス(138万円〜)

  スズキ・イグニス。このクルマの何が凄いか!?なんでしょうね・・・よくわからないけど引きつけられるって人は多いんじゃないですか。それはつまり
デザインがいいってことでしょうね。

  エクステリアもインテリアも新しいスマートモビリティを作る!!という意思統一の元でデザインされています。イグニスに一番近いライバル車は、用途&ライフスタイルで比べると「BMW i3」あたりじゃないでしょうか。スズキ以外の日本メーカーの5ナンバー登録車は、車幅は1695mmギリギリまで広くとり、ホイールベースや全長、全高もある程度は同じサイズに治っていて「横並び」な感じですけども、このイグニスは登録者と軽自動車の決して狭くない間をうまく埋めています。

  実はこのゾーンには、アバルト595やスマートフォーツー・ブラバスなど、300万円以上する「プレミアム・マイクロカー」市場ってのが存在しています。いわゆる欧州の「プレミアムAセグ」ってやつですけども、イグニスはそこに巧妙に紛れ込むことに成功しました。小型車といえばスズキだろ!!なんですけども、純粋に小型車の性能ではなくて、
エクステリア&インテリアでBMWi3と互角に渡り合ってしまった!!まあこれだけのモデルを投入しているわけですから、欧州におけるスズキの爆発的な増益も頷けます。

  このクルマの肝は、「コンパクトカーではない」こと。サイズ的にはコンパクトカーならぬマイクロカーなんですけども、2000年頃に日本でバカ売れした「リッターカー」とは意味合いが全く違うのです。デミオでもフィットでもヴィッツでもない!!もちろんアクアでもない!! スズキのラインナップでイグニスだけが持ち得る「何か」。これこそが現在のSUVブームさえもひっくり返すくらいの「起爆材」であり「パンドラの箱」かも。

  ミネラルグレーメタリックでフルエアロ(オプション)の個体を偶然に見かけた時に、はっきりとわかりました。このクルマはコンパクトカーである前に「かっこいいクルマ」なんだと。現代においてクルマの価値は多様化していますが、あらゆるシーンにおいて「エッジ」なデザインであること!!これがクルマを借りないで買うと言うユーザーにとっては非常に重要なんだってことです。スイフトやバレーノにはない魅力。そこに気がついてしまったら!!もう絶賛するしかない「いいクルマ」ですわ。しかも130万円台〜なんて!!


第7位 ルノー・ルーテシア(199万円〜)

  欧州で一番優秀なクルマとして大いに市民権を得ているクルマです。日本でも間違いなく売れるデザインではあるんですけども、ルノーの供給体制は貧弱で、ディーラー網も各都道府県に1つ程度、東京都が10、神奈川県が5では、空白地帯だらけです。母親にどうかな!?と思っても東京西部には八王子にあるだけ。実家からすぐのところにはメルセデスベンツがあるってのに!!自宅の近くには、小平と三鷹があるのでそこそこルノー車を見かけるのですが、ディーラーのキャパが・・・。BMWムラウチと比べると小さいし。

  本気でルノーが売る気があるならば、資本提携関係にある日産や三菱のディーラー網で売ればいいわけですけども、果たして「ルーテシア・ゼン」は兄弟車の「ノートe-POWER」を押しのけるだけの破壊力はあるかな〜・・・。

  Bセグも販売地域の規格に合わせるために、日本メーカーでは車幅を変えた作り分けが行われるようになっています。昔のアテンザ、アコード、オデッセイなどが北米版だけワイド仕様に作っていましたが、Dセグの世界基準は北米ベースで決まり、現行のアテンザ、アコードは北米サイズです。・・・が今度は廉価で作り分けなんて不要だったBセグで始まりました。真っ先に取り組んでいるのがスイフト。マーチ(マイクラ)はワイドになった新型が日本には入って来ないで、旧型の継続販売が続いています。その前に作られたノート、ルーテシアの兄弟車でも、ノートは5ナンバー、ルーテシアは3ナンバーに作り分けられています。

  「早く!!欧州マイクラを売ってくれ!!」という人々に向けて、日産ディーラーでルーテシアを用意するのもいいんじゃないでしょうか!? もちろん「ルーテシアe-POWER」とかいう茶番は要りませんよー!!日本市場であえてゲトラグ製DCTに乗るって
いう変なこだわり!? 同じく3ナンバー化しているMINIよりも張りのあるドアはもっともBセグから遠い地点にあるクルマなんだと実感できるほど!!(インテリアの趣向ではMINIが優れているかもしれないけど)。 欧州マイクラを求めるユーザーの希望は全部叶えているんじゃないの!?

  100km/h走行時が2500rpmとエンジンがそこそこ回ってしまうので、これ1台で「高速道路もOK」というわけにはいかないですけどね。高速も走る人は1.6Lターボのルノースポーツ284万円を買う必要があるのですが、こちらもエンスー度が高いわりに200万円台のスペシャルプライス商品です。


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2017年9月8日金曜日

『いいクルマ』ってどーいう意味だろう!?ゴルフ と デミオ

  「スイフトはいいクルマだ」「ゴルフはいいクルマだ」「デミオはいいクルマだ」「インプレッサはいいクルマだ」・・・とかよく聞きますけど、形容詞は「いい」だけしかつかなくていいのかな!? 細かい説明なんて面倒だし大して伝わらないから省略なのかな!?

  日本語の奥深さなのかもしれないけど、この「いい」の意味はなんとなく伝わっています。直接的にはちょっと表現しづらいから、単に「いいクルマ」で済ませているだけで、本当の意味は「見た目はそう見えないけど、実は想像以上にいいクルマ」ってことです。しかしクルマ好きってのは、かなりの割合で『?』なので「いいクルマ」の意味が勝手に飛躍していきます。

  さらに余計なことを言うと、『いいクルマ』ってのは、結局のところ『?』なファンによってその性能を過大評価されやすいクルマの総称です。ただただシンプルに余計なものを付けずに、工場のラインからドカドカと吐き出される量販車でしかない。良くも悪くもそのメーカーのスタンダードでしかないクルマを、他のモデルとの比較で「いい」という形容詞はちょっと無理があるような・・・。まあこれもある種のクルマの楽しみ方なんでしょうけど。

  人々に愛されている「いいクルマ」の中でも特に最強の1台を決めよう!!これぞ「究極のいいクルマ」って言いふらすことができる1台はどれだろう!? 見た目ではとてもいいクルマではなさそうだけど、実際に試してみるとあまりの感激に「衝動買い」してしまいそうなクルマを10台選んでみました!!

第10位 VWゴルフ(249万円〜)


  もう慣れちゃったのでそれほど驚くこともないですけども、この極々平凡なエクステリアのクルマがなかなかすごいです!! 欧州でも中国でもベストセラーになっていて、日本でも常に輸入車のトップを争う(現在は2位)くらいに広く知られたクルマです。欧州や中国ではリーズナブルな価格設定も人気の秘密になっているのですけども、日本でも250万円〜買えるので、下手すると最近高騰気味の日本車よりも安上がりになることも!!

  メキシコで組み立てて、中国で内装をしたドイツメーカー車が、日本車と同等の価格なのにそんないいクルマなはずはない!!と思うかもしれないですが、同じクラスで300万円台のメルセデス(ポーランド製)やBMW(南アフリカ製)よりも、駆動系の仕上がりが完全に一枚上手です。メルセデスが1.6Lターボ、BMWが1.5Lターボなのに対して、1.2Lターボもしくは1.4Lターボを使うゴルフ。エンジンの質感は3ブランド共に大差ないです。

  大きなアドバンテージはミッションで、まずZF製8ATを使うBMWは出足でかなりもたつきます。さらにひと昔前のCVTのようなちょっと滑る感覚が出ます。ある程度は軽快さが欲しいCセグにはちょっと不似合いだと思いますし、ペダルへの応答性という意味でも問題ありかも。もし小型/中型にトルコンATを使うならやはりマツダのように幅広いロックアップ(起動時にはDCT的な力強さが得られる)で機敏に動けるギミックが必要不可欠だと思います。

  それに対してメルセデスとゴルフの両FF車はDCTを使用。アルファロメオなどちょっとギクシャクするブランドもありますが、メルセデスとゴルフのDCTは大きく破綻するような瑕疵はないです。まあこれがA/CLAクラスとゴルフが売れている要因の1つだと思いますね。ただし、動き出しの繊細なところでは非常識なアクセルの踏み込みは全部キャンセルしてしまう機構が組み込まれているようで、ちょっとフワフワする踏みごたえのアクセルフィールがメルセデスの方で特に強く感じました。つまり・・・ドイツの3陣営の中ではVW/アウディがCセグに関してはベストな乗り味かな!?と断言できます(サスも負けてないですし)。とにかくミッションとサスでクルマの印象は大きく決まりますけど、そこを押さえているゴルフとVWは素晴らしいってことです。

  そんな「ドイツ予選」を勝ち抜いたゴルフに対して、本命不在の日本代表・・・。アクセラ、インプレッサ、プリウス、シビックといずれも「ゴルフには負けない!!」と関係者が同音異口に述べてますけど、なんかどれもそれぞれに「思想強すぎ」な気がするんですよねー。そりゃいくつものパラメータにおいて日本勢はゴルフを凌駕しているかもしれませんが、もし『自然体』という評価項目があればゴルフには勝てない!?ゴルフの『強み』は良くも悪くも『プレーン』なところでしょうか。新登場の1.5Lエンジンが年内には日本にやってきてやや弱点だったエンジンフィールも改善されるようです。


第9位 マツダデミオ(138万円〜)

  第10位のゴルフもそうですが、このマツダ・デミオも先代モデルがWCOTY受賞ですから、今さらに「いいクルマ」ともてはやす必要もないかも。先代が3代目で現行が4代目ですから、マツダの設計上では同じ世代のシャシーを使っています。このシャシーだけはフォード時代に設計されているので、今でも兄弟車のフォード・フィエスタと近い関係にありますが、あちらはちょっと前までWRCでカッ飛んでいた「Bセグのスーパースター」です。なんとも優秀な双子。

  なんでそんなクルマが9位なのかって!?(ちなみにゴルフはちょっと有名過ぎだから)  デミオの場合はクラス水準で非常に優秀なのはわかるんですけど、実際に乗ってみると結構残念なところがあったりするんですよ。まあ間違いなく「いいクルマ」なんだろうけど、ちょっと疑念がある。もしかしたら「いいクルマではない」かも・・・って。

  まずは運動性能について。このクルマですけど、「本当にマツダ車!?」って思うくらいに制動力が低い。特にディーゼルモデル。まさか先代の重量を基準に策定されたブレーキをそのまま使っている!!なんてお粗末なことはないでしょうけども、もうちょっと機敏に減速Gがあってもいい気が・・・。

  あとはもっとフレキシブルにドライバーの着座位置やステアリングホイールのポジションを変えられたらいいのになー。マツダ車に期待するところって360度ビューモニターとかじゃなくて、チルト、テレスコピック及び座面の調整しろをトヨタ86に負けないくらいにして欲しい。ステアリングが86くらいビヨーンと出てくるのがデミオのイメージに合っているかも。あと座面調節のレバーの材質が初期のものは非常に残念だった・・・文句がある奴はLパケを選べってことか!? 確かにLパケなら、エクステリアとのギャップはもっと大きくなって「いいクルマかも」



もうすでに選定は終了していますが、8位〜1位は次回以降に順次書いていきたいと思います。


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2017年9月3日日曜日

ドイツ車が無くなる・・・そんな現実を受け止められますか!?

  沢村慎太朗さんの最新刊「午前零時の自動車評論13」が発売されました。この単行本シリーズは筆者が書いているメルマガの記事をテーマを選別して加筆修正をしてまとめているものです。メルマガを書いたタイミングと単行本の発売のタイムラグを感じさせない沢村さんの普遍的な文体もさすがですが、まずはメルマガで尖兵的な議論を煽り、大衆へと徐々に浸透した頃に単行本でわかりやすくダメ押しするという一連の沢村さんの「布教活動エンターテイメント」におけるバイブルです。

  この13巻でも、なんだか『終末的』な様相を呈してきた大手メーカーによる自動車作りを、慎重に言葉を選びつつも「その限界」について厳しく言及しています。ここ数回の傾向としては、VW、メルセデス、BMWといったドイツブランドが標的にされてきましたが、さすがに毎回同じ趣向では飽きられてしまいますので、今回はターゲットを変えて日産、マツダ、トヨタに不意打ちを仕掛けています。かなり辛辣な内容で、ティアナ、NDロードスター、プリウスのオーナーが読んだら結構がっかりする内容かもしれません。

  このシリーズですが12巻までは執拗なまでにVW、メルセデス、BMWの闇に切り込み、ドイツ車にはこれっぽいの正義はない!!あるのは「悪行三昧」だけ!!と散々に罵っていました。「しかし」というべきか「やはり」というべきか、その『預言』が、いよいよ現実に欧州メディアで赤裸々に語られることになりました。ドイツメーカーは「談合」によってあらゆる経営環境への疑念を『非合法かつ非道徳的な方法』で排除していたことが連日のように暴露されています。

  そーいえば、なんでドイツ車の衝突安全基準はユーロNCAPだけ高い数値を出すのだろうか!?北米NCAPやJNCAPではBMWの全モデルがホンダの3列シート車に完敗してしまうのに・・・。ユーロNCAPとJNCAPは評価する観点があまりに違いすぎるから!!とドイツ車を徹底擁護する評論家やブログ素人もたくさんいましたけど、今ではみんな知らんぷりを決め込んでますねー。今では気安くドイツ車に関わると大怪我するから!!ってBMWなんかに対してやや冷たい気がします。5シリーズを盛り上げるメディアがほとんど出てこないし・・・。

「疑念」が全て現実になってしまった「ドイツ・カルテル」事件が表沙汰になって、ちょっと極論かもしれないですが、もう日本市場におけるドイツブランドはポルシェを残して他のブランドは全て終わっていくのかなーという気がします。もう存在意義が見出せない・・・。日本で好調なメルセデスでさえも沢村さんによって徹底的に叩かれてしまっていて、さらに性格が悪い!?筆者はこの13巻において、この20年あまりにメルセデスが大失敗してきたことを時系列で列挙しています。

  過去20年間の日本市場において、ドイツ車の存在は決して無視できるものではなかった!!カーメディアはその設計を高く評価し、ユーザーもある人は夢中になり、ある人はある程度の憧れを持ち、ある人はその輝きを認めた・・・が20年経ってみて、最初から正しかったのは「ドイツ車なんて大したことはない!!」と言い放ってきたホンダ、日産、マツダの開発陣だった。

  ドイツメーカーがグルになって排ガス不正、衝突安全不正、サプライヤーとの健全な取引を妨害・・・などの一連の不祥事よりも、ドイツ車を20年間もの間、多少の疑問はあったにせよ、決定的な判断を下せないままに認めてきてしまった日本のクルマ文化そのものが、絶対に癒えることのないトラウマを刻まれたことのショックが大きいですねー。

  「高級&高性能なクルマに乗りたい!!」という需要をどこのブランドが代わって吸収できるのか? 現状の輸入ブランドにおけるメルセデスへの圧倒的な支持は、「都民ファーストになんだかんだ票が集まる」という消極的な日本社会の活力の無さを象徴している気がします。テスラやマセラティはやや(かなり)敷居が高い!!それだったら600万円くらいで手に入るようになった『AMG』や『M(が付くやつ)』あるいはポルシェのミドルSUVのマカンくらいにしておこう!!・・・とバブル世代を中心に誘導されているようです。

  日本を代表する高級車であるクラウンの次期モデルはいよいよシャシーが一新されて、ドイツ車から離れた層を再び吸収するくらいのポテンシャルを目指しているみたいですけども、カムリの『電車ユニット』を縦置きにして搭載しつつも、そのポテンシャルを最大限に発揮するための軽量化を織り込んでくるシナリオが見え見えですから、このパターンはどうも・・・な結果になりそーな。『ゼロクラウン』の時のような新時代・欧州化をキーワードとして再びぶち上げるんでしょうけども。どーでしょうか!?ドイツ車は腐っていた・・・果たして日本車は!?





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2017年8月17日木曜日

せっかく買うなら(もし可能なら)規格外なクルマがいい!?

  日本の道路には『カースト』みたいなものがあります。そーです!!いいクルマに乗ってる奴が偉い!!みたいなある種の幻想です。

  その『カースト』の頂点に立つのは、もちろん『スーパーカー』です。スーパーカーにはっきりした定義はなくて色々面倒なので、勝手に決めます。①1モデルの専用設計でシャシー&エンジンが用意されている。②8気筒以上の手組みのハイパワーユニットを搭載し、0-100km/hのタイムが現状では4秒よりも早い。③一定のヴィンテージマーケットが存在し、極端な値下がりをしない。・・・くらいですかね。これだとGT-RやNSXは外れていて、歴代の日本車だとレクサスLFAくらいしか該当しません。

  当たり前のことですが、やはり頂点となるとカネがかかりますよ!!最低でも購入費用だけで700万円くらいは必要だと思います。さらに最新のスーパーカーに乗りたい!!というわがままでカーストを登り詰めるならば、少なくとも2500万円以上は必要になるでしょう。もちろんローンやリースという方法もありますけども、相応の社会的な身分(人気のユーチューバーとか!?)でもない限りはやめておいた方がいいかも。そんなに大したメリットもなさそうだし(なんだよそれ〜)。



  『その次のランク』になるのが、ラグジュアリーなグランドツーリングカーですかね。これだとうまく中古車を探せばイニシャルコストは一気に下がります。スーパーカーとの大きな違いはシャシーもエンジンも『汎用』なこと。アストンマーティンがメルセデスから、マセラティがフェラーリからユニットを供給されています。シャシーもブランド内の複数のモデルで共通化されていたりします。

  その分中古車価格も抑えられていて、旧型のシボレー・コルベットやフォード・マスタングなら100万円台でも見つかるかも(ただしすぐに修理代で数十万単位のカネがかかるリスクもあります)。まあ100万円台でも、エキマニのチューニングでどこまでも魅力をアップさせることができるV8エンジンの排気音さえあればもうOK!!スバルやエボの消音器をぶっ壊したような金切りノイズ混じりの直4エキゾーストとは完全に『音程』が違う!!そこそこ人がいる場所でエンジンかけた時に振り返る人数が違う!!しかも弄った直4だと『なに粋がってんだ!!貧乏人!!』という冷たい視線が刺さりますけど、V8なら『やっぱりアメ車だね〜!!』って暖かく見てもらえる!!S208(700万円?)よりカマロSS(600万円)がいいって!!

  サービスエリアやコンビニ駐車場で6.2L自然吸気の野生の重低音を響かせれば、もうそれだけで十分にこの『2ndクラス』に入れます。DB11とマスタングを一緒にするなー!!とかいう声もあるでしょうけど、一般人から見れば『いいクルマ』でしかないので、500万円(マスタング先代V8)と3000万円(DB11)の価格差なんてわかんねーって。。マスタングもV8もいい音するけど、やっぱりアストンマーティンV12のエキゾーストはビーストですね〜・・・。


 
 『3rdランク』はVIPセダン。シーマ、マジェスタ、LS、Sクラス、7シリーズなどなど、フルサイズでかつブランドのフラッグシップセダンであることが条件です。最近はやりのV6搭載モデルは『4thランク』に落ちますね。やっぱりV8にこだわりたい!!このクラスも100万円〜200万円台で色々探せる。300万円台ならかなり状態の良いものが選べるはず。やっぱり野性味溢れるエンジン音を追求するならマセラティというブランドから発売されているクワトロポルテがいいですよ。中古なら結構安くて、探せば200万円台で出てきます(ボロボロですが)。

  なんと言ってもこのクラスは『プロ仕様』ですからねー。本当の意味でカーストを商売に利用している層が買うクルマです。リアルな『闇金ウシジマくん』ごっことかするにはもってこいですねー。一歩間違えると、反社会組織の運転手さんだと勘違いされますし、街ゆく『ホンモノ』の人々から、『どこのクルマだ!?』って顔で見られます。もちろん『どこの』はブランド名ではありません。団体名です。




  『4thランク』は準VIP級のセダン、あるいはエンスーが認めるようなスポーツセダン、スポーツクーペ、スポーツワゴン、スポーツカーですかね。ただしV6以上限定です。5シリーズとかEクラス、あるいはフェアレディZなどなど。最近では直4ターボ化の荒波に飲み込まれて、4thランクの威厳が薄れてしまっているモデルも多くなってます。そもそも自信満々に6気筒をリニューアルしているブランドって日産とアウディS/RSくらいなので、だんだんフェードアウトしていっている意外と希少な層かも。

  やり手のお兄さんが、1〜3ランクではなくて、この4thランクに乗っていたら、一般には『シブい』っていうんでしょうね。ZでもスカイラインでもGT-Rでもいいですけど、『硬派』=日産というスタンスはずっと守り続けて欲しい!!インフィニティとかいうチャラいのは日本にはイラネー。『役職ジジイのレクサスとメルセデス』と『青年実業家の日産とBMW』ってとこかな。レクサスとBMW、メルセデスと日産が組んでいますから、それぞれに棲み分けができているんですねー。



  さてその下には極めて善良な日本製造車による『平凡ランク』があります。平凡とは失礼ですね。『目立つのが嫌いな人』のためのクルマです。何が善良かというと、①価格&'維持コスト ②使い勝手を考えた徹底設計 ③安心・安全・先進装備 これに尽きますね。ちなみにホンダの3列プチバンであるフリードはホンダ車の中では衝突安全基準は低いのですが、これに勝てる輸入車がなんと・・・いない!!あのボルボよりも優秀なんです!!とにかく今もホンダ、マツダ、スバル、三菱、日産の衝突安全基準は凄すぎる。死にたくなかったら日本車に乗ったらいいよ。



ちょっと悪ノリします。どんなクルマを選ぶか!!ってのはもちろん人それぞれなんですが、ある程度は計算づくで選ばれています。例えば1〜3ランクの高級車は、ユーチューバーの他に、投資家、金融屋、コンサルタント、ナンパ師、プロスポーツ選手、カリスマなんちゃら、教祖などなど、商売柄明確なメリットを持った人に選ばれているようです。

そして4thランクは、某東証一部企業で、40台半ばを過ぎて『課長代理』という立派な管理職に就いていらっしゃる『エリート』な人々が選んでいるようです。会社から付与される接待費の消化って結構悩むんですよねー。休日に家族を連れて焼肉屋で3万円くらい使っているオッサン(あまり仕事はできなそう)は、だいたい接待費の消化です。いつも同じ焼肉屋では少々都合が悪い。しかも東京都西部の焼肉屋でどんな接待があるっていうんだよ!!って経理に陰口言われてる!?

やはりそれなりの接待を偽装するなら、都市の中心部にある一流ホテルのテナントなどを使いたいですよね。そのために4thランクのセダンくらい持っていてもいいんじゃない!?『課長代理』のためのセダン!!・・・ベストな1台は!?やっぱりこういう用途ならば、性能よりもブランド名が大事!!なので、レクサスかメルセデスですかね。でも直4モデルを選ぶのかなー。

さてさて、日本でクルマを買う人は1〜4のランクもしくは『平凡』から選ぶ人がほとんどだと思いますが、中には奇特な方もいまして、1〜4のランクに当てはまらないエンスー性ゼロのモデルなのに、わざわざ日本製ではないクルマを選ぶ人も!!まあまあイギリス製、アメリカ製、イタリア製、ドイツ製、スウェーデン製・・・といった自動車先進国の製造車ならまだわかります。いやそれでもない!!

中国製、タイ製・・・この両国のモデルをバカにしてはいけません!!どちらも今では製造技術は世界有数と言われています!!東アジア・東南アジアの人々は器用なのです!!中国が家電やアパレルの生産拠点に選ばれる最大の理由は、なんと言っても『作るのがうまいから!!』。北京工場製のEクラスが日本でも売られてますけど、みんなそれ見て感動したでしょ!!

先進国でも東アジア・東南アジアでもない国のクルマが日本で売られているの!?結構あるんですよ・・・ハンガリー、インド、メキシコ、南アフリカ。しかもどれも有名ブランドのクルマです。どこのメーカーかを明言するのは避けましょう。特にメキシコ製と南アフリカ製は街中に結構溢れています。もしかしたら乗っている本人もわかってない可能性もあります。まあ『知らぬが仏』という言葉もありますしねー。個人的な意見ですが、メキシコ&南アフリカ製をわざわざ日本で乗る人々が、日本の『自動車カースト』の底辺だと思いますねー。いつもバカにしてます。


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↓メキシコ製をナメるなよー!!(フォード版CX5!?)

2017年8月12日土曜日

これは失敗作!?ちょっとやばいエンスー向けモデルが大量発生中。

  本当に下世話なテーマで恐縮です。・・・日本とドイツをそれぞれ代表する「スポーツカーを作るのが究極に下手なメーカー」同士が、無謀にも極秘に手を組んで共同開発した新型スポーツカーを、来年あたりに世界同時に発売するらしいです。全く興味がないのでどーでもいいですけど、もう最初っから嫌な予感しかしないです。老婆心ながら、今からでも遅くないから発売自体を白紙撤回したらいいんじゃないですかねー!?もう両社の関係者もどこか諦めているふうでもあって、結局売れなくても責任はウヤムヤになりそうです。そもそも成功する見込みはない。

  本当に失礼な話ですけども、やっぱり下手なメーカーはスポーツカーなんかに手を出しちゃいけないと思うんです。普通乗用車の販売で一定の経常利益を計上している総合自動車メーカーが、トップのちょっとした気まぐれでスポーツカーを作って成功したことがあるっていうのか!? そりゃ200万円台で手ごろに作れるならばいくらでも勝算はあるかもしれないですけども、ポルシェが買える600万円台から上で売ろう!!なんて虫が良すぎるんじゃ!? 営利自動車メーカーとスポーツカーのマッチングは、しばしば最悪の結果を生むケースが多いようです。

  特に2000年以降に業績好調な総合自動車メーカーからまともなスポーツカーが出てきた例なんてほとんどないです。みなさんの脳裏に浮かんだであろうあのトヨタとスバルの協業のスポーツカーは、ほとんど例外的な成功例と言えます。90年代は専用設計スポーツカーの黄金時代であり、乗用車を改造したスポーツクーペもたくさんありました、その最後の輝きがホンダS2000とアウディTT(初代)だとすると、それ以降は・・・やっぱり『86/BRZ』くらいしか出てこないです。あとはポルシェやマツダのように継続的に売っているスポーツブランドのモデルだけ。

  いいクルマを作るより、経営合理化を極限まで進めたメーカーが偉い!!金融危機が繰り返し起こり、製造業特有の長いスパンでの『回収』が不可能になりました。日本車トップのトヨタと、輸入車トップのメルセデスこの2社が業績好調なのには設計上の明確な理由があります。短期で作って、短期で回収する・・・これが出来るメーカーが成功「しちゃって」いる。それぞれ二番手のホンダやBMWも似たような状況です。合理化が過度に進んだ結果、短期では絶対に回収不能なはずのエンスーなクルマを、短期でも回収出来る手法で作るようになっています。例えば日産GT-Rは決して失敗作ではないですけども、普通乗用車との混流ラインで生産されています。マツダもロードスターを一般車両と同じラインで流しています。

  最近の自動車メーカーには『購買部門』『営業部門』『デザイン部門』のどれかに力が偏っているケースが多いみたいですね。しばしばFMCの際に『先代とは90%以上の部品が変わって新しいものになりました』などとメーカーがアピールする時は、大抵は購買部の奮闘によって、そのメーカーが調達できる最も低コストな部品に置き換わっていたりするわけです。その結果としていいクルマになった試しがない。営業部門に多くインセンティブを払ったり、デザイン部門にリソースを過度に配分したり・・・これでは肝心なところ(エンジンなど)がよくならないのも仕方ないよなー。

  2つの総合自動車メーカーがそれぞれに持つ購買部門のパイプをフルに駆使して、可能な限りに低コストで部品を調達してくる「ジョイントベンチャー」なんて、必ずと言っていいほど名車は生まれないです。トヨタとマツダが北米で「ジョイントベンチャー」やるみたいですけど、まあ何も期待できないと思いますよ。

  そういう「エンスーが成立するのが難しい時代」ですから、まあ失敗作が噂されるモデルは非常に多いですよ・・・。軽く例を挙げると、『ホンダCR-Z』『ダイハツコペン』『レクサスSC』『レクサスRC』『フェアレディZ(Z34)』『アウディTT(2代目、3代目)』『プジョーRCZ』『プジョー308GTI』『プジョー208GTI』『ルノーメガーヌRS』『ルノールーテシアRS』『メルセデスSLC』『BMWi8』『BMW・Z4』『BMW2erクーペ』『BMW・M140』『BMW・M3』『BMW・M4』などなど。

  個々のモデルにはファンがいるだろうし、苦言を呈するのは心苦しいですが、これらのモデルはどうも「作り手」の愛情が不足していると感じる点がどうしても目立ってしまうんです。これくらいにやっておけばいいさ!!という役員クラスの嘲りが聞こえてくる・・・そんなわけあるか!!って思うかもしれませんが、とにかくどれも試してみるとその雑さに「イラ」っとくる。下級グレードの乗用車と同じテンションで仕上げるな!!それでいて価格はいっちょまえかい!?

  一度そう言った経営マインドが『クラッシュ』すればいいんじゃねーの!?とすら思います。下手くそはスポーツカー市場から全部退場!!代わりにアルファロメオ、アバルト、アルピーヌ、ヤマハ、TVR、ゼノスなど野心的なブランドが日本でも正規モデルを次々販売できるようになればいいな。そして既存のポルシェ、マツダ、ジャガー、ロータスさえあればいい・・・。設計と完成度にとことん『こだわる』ブランドだけが、トヨタ、ホンダ、メルセデス、BMWといった平凡で退屈なブランド(クルマ好きは選ばない!!)とは『別路線である!!』ことを堂々と名乗るべきだと思う!!偽物は許さない!!これこそが自動運転時代にエンスーなクルマが生き残る道ではないかと思います。



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